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どうしたらいいのか | 武田流心くばり介護道/介護傾聴師養成講座ブログ「最上級の介護サービスとは」

どうしたらいいのか
好きな仕事をしてキャリアアップできることは幸せなことですが、必ずしも順調にいくとは限りません。特に接客業やサービス業となるといくら自分が頑張っても、人が相手であればひと工夫もふた工夫もしなければ成果が表れないことがあります。特に介護職では医学の知識、看護のケア、栄養を考える、おもてなしの心、心理カウンセラー、臨機応変な行動力、文章の表現力、時間管理能力、発案、提案、問題解決能力。数え上げたらきりがないほど学ぶ努力と身に付ける経験が必要になります。これらが自然に備わっている人間はそうそういません。日々の仕事に対する姿勢と努力の末の賜物です。
この努力と賜物を身に付け活かしていくことに気付かされるのは、周囲の環境と厳しい目そして温かい見守りです。企業には新人教育の必要性と大切さが要求されます。そして最初に素晴らしい先輩や経営者に出会うことは、介護職を天職と思わせるほどに人生観さえ変えてしまいます。
介護職の現実がわかってこの仕事に入る人は多くありません。ですので、入り口での訓練が最も重要になります。しかしデイリィーワークに流されて訓練が徹底されていないことや、本来ならば筋道を通して学ぶべきこと、伝えなければならないことが個人の力量に頼ってしまっているのが現状です。
ある施設で起こったことです。まだ仕事に若い職員が夜勤当直の時に、入居者の一人が朝になったら足を骨折していた、と言うことでした。
どうやら昨夜のトイレ介助時にベットの周りで骨折したようでした。どこかで入居者からSOSは出ていたのでしょうが、それを職員は見落としてしまいました。「骨折がわからないなんて」「なぜ朝まで気づかなかったのか」陰ではこのような声が飛び交いました。
これには多くの問題があります。まず年齢も仕事にも若い職員への基本的な日々の指導はいかがなものだったのでしょうか。皆さんでしたらお分かりになると思います。初動の教育や指導は絶対に必要なのです。
あるつぶやきがありました。「来る日も来る日も同じことを話して説明しても理解してくれない。何回も何回も同じことを聞かされる。急いで次の仕事に移らなければいけない時に限って排泄介助、罵声を浴びせられることもしばしば。叩かれることや噛まれることもある。ご家族だってそれが苦で親御さんを入所させた訳だし、私たち職員だって同じように辛い時もある。自分のメンタルがボロボロだって感じている。同僚や先輩との繫がりは希薄だからなかなか通じ合えない。」職員の悲痛な心の叫びです。では誰がこの声を拾えるのでしょうか。現状では施設長や責任者に任せられています。しかし当の施設長や責任者もその職務の上に沢山の問題を抱えていますから、細やかな対応は困難です。高齢者施設ほど職員へのメンタルカウンセラーが必要である事を以前から声高に申し上げています。
堺野 幸枝

堺野 幸枝 (さかいの さちえ)
武田流心くばり介護道®/介護傾聴師®養成講座
師範・教授格
NPO/特定非営利活動法人
日本エイジング・アドバイザー協会 理事
プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー®/
エイジング・アドバイザー®
認定エグゼクティブ・コーチ
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