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何が動いていないのか | 武田流心くばり介護道/介護傾聴師養成講座ブログ「最上級の介護サービスとは」

何が動いていないのか
先日私を呼び止めて、施設職員の不甲斐無さを訴えていらしたFさんの娘さんに、偶然お会いしました。私が口を開くより先に「もうあきらめました」と少し落胆の表情が隠せませんでした。
「何度も施設長に言っているのに、ちっとも改善しないからきっとわたしのことをクレーマーだと思っているのでしょうね」とおっしゃっていました。私は部外者ですので返す言葉もなく、「そうですか・・・。残念ですね」とだけ言うのが精いっぱいでした。 何日か過ぎた後、お忙しくてなかなかお会いできない施設長にすれ違いましたので、ためらうことなく「施設長!」と声をかけてしまいました。 「すみません、施設長のお耳に入れておいた方がよろしいと思いましたので」と切り出し、 「実はFさんの娘さんに偶然2回お会いして、○○のようなことをおっしゃっていました。何日かしてすれ違った時には○○のようなことをおっしゃっていましたよ、私のようなものに言うのですから、よほど腹に据えかねての事でしょう。私も信頼されて聞いた事柄ですから、他に口外することはありませんが、何も対処しないならFさんの娘さんが声を大きくしてしまいますよ」 これを聞いた施設長はとても困ったような表情をして、「Fさんの娘さんはクレーマーではありません。Fさんの娘さんは正しいことをおっしゃっているのです。職員にはきちんと話していますが、それをなかなか身に付けることができない人ばかりなんです」 皆さんはこの施設長の言葉に何を感じたでしょうか。この短い言葉の中にFさんから言われたことを通して、今何をしなければいけないのかわかろうとする姿勢は感じられませんでした。とても残念です、この施設は2年ほど前に今の施設長に代わりました。すると少しずつベテランの職員が辞めていきました。中堅の職員も数名いなくなりました。新しい職員の採用は施設長に一任されています。「採用試験をするのはとても大変なことですよ。本社からは経歴をしっかり見ることと言われているのですが、面接はとても難しいです」このようなことも言っておられました。 なぜ職員離れを起こしてしまうのでしょうか?それもベテランばかりです。 本当に言われてやらなければならないことを、身につけられない人ばかりなのでしょうか? このことは動かなければいけない機能が、動いていないせいなのかもしれません。 施設長には沢山のことに気づいてほしいです。一生懸命休む暇なく(ほとんどの施設長はそうです)仕事をこなしているのは充分わかっていますが、気づいてほしいです。 この施設の状況は私も見守っていきたいと思っています
堺野 幸枝

堺野 幸枝 (さかいの さちえ)
武田流心くばり介護道®/介護傾聴師®養成講座
師範・教授格
NPO/特定非営利活動法人
日本エイジング・アドバイザー協会 理事
プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー®/
認定キャリア・コンサルタント
認定エグゼクティブ・コーチ
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